【車の維持費は月4万】2台目を持たないだけで奨学金600万の3割が返せた

固定費削減

「車は1人1台が当たり前」——地方で暮らしてると、この前提を疑う機会すらない。周りは全員2台持ち。でもその2台目、月いくら食ってるか答えられるだろうか。

俺は奨学金600万を返済しながら、あえて2台目を持たない選択をした。浮いた金は年間37万。全部繰り上げ返済にぶつけて、夫婦の奨学金を5年で完済した。

この記事では、車の維持費の本当の数字、2台目なしで地方の子育て生活を回す方法、金以外の持たないメリット、そして正直に困った場面まで全部書く。読めば、自分の家に2台目が本当に必要か、数字で判断できるようになる。

車は金食い虫

「車のお金? ローンの月3万だけど」「うちは一括だから、あとはガソリン代くらい」——大体こう返ってくる。でも実際に全部書き出すと、車は持ってるだけで月4万を食う機械だ。この章では税金・車検・保険・消耗品・車体代まで、隠れてる金を全部並べる。読み終わる頃には、自分の車が月いくらか正確に言えるようになる。

維持費はガソリンと車検代だけじゃない

まず、うちの車の実数を出す。中古のFREEDを一括230万で買って、妻が通勤で使ってる。この車の維持費を全部書き出すとこうなる。

あなたの車、月いくら? 維持費シミュレーター

空欄のままでもOK。グレーの例の数字で計算されます。

消耗品の年間コスト目安(タップで開く)
品目交換目安年換算
タイヤ4本約6万円/5年約12,000円
バッテリー約1.5万円/4年約4,000円
ブレーキパッド約2万円/5年約4,000円
ワイパーゴム約2,000円/年約2,000円
エアコン・エアフィルター約5,000円/年約5,000円
合計目安細かい消耗品含む約30,000円/年

※車種・走行距離で大きく変わります。金額は市場相場の概算です。

税金、車検、保険、ガソリン。ここまでで月2万。さらに次の車のための積立を入れると月4万に到達する。

これで終わりじゃない。タイヤ、オイル、フィルター、ワイパー。消耗品だけで年3万は飛ぶ。子どもがいればチャイルドシートで1万以上、成長したらジュニアシートも買い直しになる。

シミュレーターは自分の車の数字でも計算できる。空欄のまま押せばうちの実数が出る。まず一回押してみてほしい。

ローンでも残クレでも車体代は消えてる

「積立なんてしてない。うちはローンだから車体代は関係ない」

と思った人、それは順番の違いでしかない。先に貯めるか、後で払うか。車体代を払わなくていい人は存在しない。むしろローンは金利の分だけ積立より高くつく。

これから買う人に一つだけ警告しておく。残クレだけはやめとけ。月々が安く見える設計の裏で、ボーナス払いと据置額が隠れてる。「月2万で新車」の実際の総額を計算すると、たいてい一番高い買い方になってる。

奨学金返しながら月4万は無理

夫婦で奨学金600万。当時はまだ彼女だったけど、2人の返済は待ってくれない。そこに車2台分の維持費は乗せられなかった。

車がなければ歩けばいい。でも奨学金は、返せなければ最悪自己破産まである。どっちを優先するか、答えは最初から出てた。

手取り20万の家計で、車は2割を食う

車 4万
その他の生活費・返済 16万

※維持費月4万(買い替え積立込み)で試算

車なしでも地方で生きていく方法

「車なしで地方の生活が回るわけない」

と思うだろう。俺も最初は半信半疑だった。でも冷静に計算すると、妻ですら車に乗るのは通勤の往復1時間、月20時間だけ。月20時間しか乗らないものに月4万は払えない。同じ金をかけるなら、1日の大半を過ごす家の家賃に回した方がいい。この章では、2台目なしの移動を実際どう回してるか、電車・バス・レンタカー・タクシーの実額つきで見せる。読めば「車がないと無理」が思い込みかどうか、自分の生活で判定できる。

🚃
電車・バス
日常の移動
1回 約500円

🚗
レンタカー
習い事・遠出
月2回 6,000円

🚕
タクシー
最終手段
年10回未満

電車とバスで月数千円

妻の職場は駅から遠い。だから唯一の車は妻の通勤用に確定して、俺は電車とバスで動くことになった。

時間に縛られるのはきつい。それは認める。でもコストが低すぎる。バスは主要な場所まで500円かからない。電車も30分乗って500円。車の月4万と並べると、勝負になってない。

最終手段はタクシー。使うのは年10回もない。だから多少の贅沢は許してる。2,000〜3,000円の距離なら「お釣りいりません」で1,000円上乗せする。ドライバーさんはめちゃくちゃ喜ぶし、俺は罪悪感なく楽できる。年10回未満だから成立する使い方だと思ってる。

遠出はレンタカー月2回6,000円で足りる

うちは子どもの習い事の送り迎えが、車がないと行けない場所にある。そこはレンタカーで解決してる。1回3,000円、月2回で6,000円。月4万の維持費と比べれば誤差の範囲。

毎回の手続きやサインが面倒ならカーシェアという選択肢もある。「乗りたい日だけ金を払う」手段は今の時代いくらでもある。それでも車を所有するなら、乗らない日の分まで払い続ける行為だと知った上で持つべきだと思う。

車を持たないだけで年37万浮く

「節約しても大した額にならない」

と思ってる人ほど、この章を見てほしい。固定費の削減は一発で年間数十万を生む。俺の場合、2台目を持たないだけで浮いた金は年間37万。それを5年間、全部繰り上げ返済にぶつけた。ここでは2台目の維持費と俺の移動費を1枚の表で比較して、その差額が600万の返済をどれだけ縮めたかを数字で見せる。

維持費月4万 vs 俺の移動費月8,000円

2台目の維持費
月額(積立込み)
¥39,259/月
俺の移動費
レンタカー¥6,000
タクシー約¥1,500
合計(月額)
約¥7,500/月
差額 月¥31,700 = 年間約37万

月の移動コスト比較

2台目の維持費 ¥39,259
俺の移動費 約¥7,500

※維持費はうちのFREEDの実数から算出

電車バスの運賃を足しても、差額は年間37万を下回らない。軽自動車にする、保険を見直す、といった工夫で2台目側を多少削れても、この差は埋まらない。公共交通側が圧倒的に安い。

それで生活の質が下がったかというと、下がってない。不便は感じてないし、全然問題ない。

5年で185万。600万の3割が返せた

この37万が毎年、繰り上げ返済に積み上がった。5年間で185万。奨学金600万のうち約3割を、「2台目を持たない」という選択だけで返した計算になる。

「2台目なし」で浮いた金の累積

1年目
37万
2年目
74万
3年目
111万
4年目
148万
5年目
185万

※年37万×5年。奨学金600万の約3割に相当

逆から考えてほしい。車を2台持ちながら同じ返済ペースを出すには、年間37万を別の場所から捻出することになる。手取り20万前後の給料から毎月3万を追加で削り出す。それがどれだけキツいかは、家計をやってる人ほど分かるはず。

俺は我慢で乗り切ったんじゃない。最初から固定費を持たない設計にしただけ。だから5年で完済できた。

車を持たないメリットは金だけじゃない

維持費の話だけだと「節約のために我慢してる人」に見えるかもしれない。実際は逆で、車を持たないこと自体にメリットがある。無駄遣いが減る、金銭感覚が鍛えられる、事故と違反のリスクが消える。この章を読めば、車なし生活が「我慢」じゃなくて「防御」だと分かるはず。

💸
無駄遣いが減る
出かけないから
使わない

🧠
金銭感覚が鍛わる
時間単価で
考えるようになる

🛡️
リスクが消える
事故・違反と
無縁になる

出かけないから無駄遣いが減る

車があると、暇な休日に「とりあえずイオン行くか」ができてしまう。出かければ金は使う。飯を食い、要らんものを買い、ガソリンも減る。

俺は車がないから、出るのが面倒くさい。雨なら濡れるのも面倒くさい。だから出かけない。出かけないから使わない。この「面倒くさい」が最強の節約になってる。

コンビニは高い。でも車の月4万より安い

料理酒や片栗粉が切れたとき、俺は近所のコンビニで買う。スーパーより多少高くても買う。歩いて数分の時間単価を考えたら、その差額は誤差だからだ。

「コンビニは高い!安いスーパーに行くために車を買うんだ!」

という人、ちょっと待ってほしい。数百円の節約のために月4万の維持費を払うのは、計算が合ってるだろうか。車を持ってから金銭感覚が緩む人が多いのは、この足し算をしてないからだと思ってる。

事故と違反のリスクがゼロになる

見落とされがちだけど、これが一番デカいかもしれない。車に乗るということは、加害者になる可能性を毎日背負うということ。事故で数億の賠償を負えば、人生も資産形成も詰む。歩行者なら、今の道路交通法ではどうやっても守られる側だ。

違反の罰金もある。実はうちの妻が先日、指定時間帯の通行禁止に気づかず走って罰金を払うハメになった。もちろん悪いのはコチラがわ。でも歩行者なら起こりようがなかった出費でもある。

罰金はこの世で一番の浪費だと思ってる。誰も得しない。防げたはずの金だ。その分を投資に回せてたら、と考えると余計に痛い。

ここまでのメリットとデメリットを全部並べた上で、月4万払う価値があるか判断してほしい。

車なしはしんどい日もある

ここまで読んで「良いことしか書いてない」と思った人、正解。だからここからは悪いことを書く。車なしを勧める記事は不便を隠しがちだけど、俺は隠さない。実際に困った場面を2つ、対処できなかった話も含めて全部出す。読んだ上で「それでも37万」と思えるかどうか、自分で判断してほしい。

子どもの発熱時、車がないと詰む

一番キツかったのは子どもの発熱。コロナ以降、発熱の診察は「車で来て車内で待機」が前提の病院が多い。車がない俺は、そのフローに乗れない。

タクシーに熱のある子どもを乗せるわけにもいかない。バスは論外。徒歩は絶対ムリ。詰みだ。

結局、妻が仕事から帰るまで子どもは熱が出っぱなし。近くのドラッグストアで買ってきたアンパンマンのおくすりでしのぐしかなかった。あれは正直、親としてしんどかった。

雨の保育園送迎はマジでゴミ

雨の日の保育園送迎はマジでゴミ。親は濡れる。子どもは両手に抱えられない。小さい子はポンチョに長靴で歩かせるしかない。

だから雨の日は保育園を休ませがちになる。その分、家で一緒にいっぱい遊ぶからいいんだけど、これを「問題なし」と言えないよね。

それでも年37万払うよりマシ

じゃあこのために2台目を持つかと言われたら、持たない。むしろこのために持つのは一番もったいない買い方だと思ってる。

雨は梅雨以外そう続かない。発熱の通院も年に数回。困った場面を全部足しても、年間37万には遠く及ばない。年37万あれば、レンタカーを100回以上借りられる。

不便には対処できる。でも、払った37万は返ってこない。だから俺は買わない。

車が必須なら別の固定費を削るしかない

ここまで2台目を持たない話を書いてきたけど、全員に勧める気はない。この生活は駅・職場・保育園の距離で決まる条件ゲーだからだ。そこでこの章では、真似できる人の条件と、できない人が代わりにやるべきことを分けて書く。自分がどっちかは、読めば1分で分かる。

条件はシンプルで、徒歩と公共交通で日常が回る立地かどうか。夫婦どちらかの職場が駅近なら、うちと同じ「1台+公共交通」は現実的に組める。

2つ当てはまれば「1台+公共交通」は組める

夫婦どちらかの職場が駅・バス圏内

スーパー・保育園まで徒歩か自転車で行ける

車が要る用事が週1回以下(レンタカーで代替可)

「正直、うちは車が必須なんです」——それに対する俺の答えはこうだ。

▷ じゃあ、車がいらない場所に引っ越そう。

乱暴に聞こえるかもしれない。でも「車必須の立地に住む」とは「月4万を一生払い続ける契約」と同じ意味だ。立地は固定費の設計図そのもので、そこを変えない限り、維持費との戦いは終わらない。苦しいまま節約を続けるより、引っ越し1回で構造ごと変えた方が早い。次の更新や転職のタイミングで、駅近を選択肢に入れるだけでいい。

それでも動けない事情がある人は、車は削らなくていい。生活に必要な車は費用じゃなくてインフラだ。ただし月4万のコストを理解した上で持とう。そして削るなら別の固定費でいい。うちの場合、車の次に効いたのは保険の見直しだった。

固定費の削り方は下の2記事に書いてる。車が削れない人ほど、こっちの伸びしろがデカい。

車の維持費、まず計算しよう

長くなったから、この記事で言いたかったことを置いておく。

車の維持費は月4万。ガソリンと車検だけじゃない

ローンでも残クレでも車体代は消えてる

俺の移動費は月8,000円。差額は年37万

5年で185万。奨学金600万の3割が車なしで返せた

無駄遣い・事故・違反のリスクも一緒に消える

しんどい日はある。それでも年37万よりマシ

車の2台目は月4万、年間37万の買い物だ。ローンでも一括でも残クレでも、この金は必ず消えていく。俺はそれを払わない選択をして、浮いた37万を毎年奨学金にぶつけた。だから5年で完済できた。

誤解しないでほしいのは、俺は「車を捨てろ」と言いたいわけじゃない。うちにも1台ある。言いたいのは、車が家計のどれだけを食ってるか知らないまま持ち続けるのが一番危ない、ということだ。

発熱の日も雨の保育園も確かにしんどい。それでも俺は後悔してない。あの37万が毎年返済に消えてくれたおかげで、今は返済のない生活をしてる。しんどさは一時的で、完済は一生モノ。

だからまず、自分の車が月いくらかかっているのか正確な値を計算してほしい。上のシミュレーターに数字を入れれば1分で出る。月4万と出たら、それが「今の生活を維持する費用」なのか「なんとなく払い続けてる金」なのか、考えるきっかけにしてほしい。

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