奨学金を返すなら、固定費を削るのが最初にやること。光回線もそのうちに入る。大手キャリアがやっている「〇〇ひかり」は高すぎて手を出してはいけない。ただ、じゃあ最安値を探していくと、今度はゴミのような遅さの回線か、キャッシュバックの罠にハマることになる。
俺の回線の変遷はJCOM、GMO、楽天ひかり、そしてマネーフォワード光。全部使ってきた上で、最後に落ち着いたのがこれだった。
ただ先に言っておく。回線料金だけで見れば、乗り換えて浮いたのは月330円。特典を足しても月870円だ。それでも変えてよかったと思っている。理由は料金じゃない。
マネーフォワード光は地雷じゃない

評判を調べている人が知りたいのは、結局のところ地雷かどうかだけのはず。答えを先に書く。地雷ではない。ただし劇的に安くもならない。
4人家族でも98Mbpsで足りる
使っていて何も問題ない。家族でパソコンやスマホ、タブレットを同時に使っても遅くなることはない。オンライン会議も動画も止まらない。マンション時代から数えて3年使っているが、遅くて困った記憶がない。
実測はこの通り。
| 項目 | 実測 | 単位 |
|---|---|---|
| 下り | 98 | Mbps |
| 上り | 560 | Mbps |
| レイテンシ | 15 | ms |
※2026年8月、土曜午前10時にfast.comで計測。ノートパソコンのWi-Fi接続。
下り98Mbpsは、光回線の広告に出てくる数字と比べたら地味だ。1ギガの契約でこれかと思う人もいるだろう。ただ、うちは4人家族で全員が同時に動画やオンライン会議を使っても、止まったことは一度もない。
速い回線が欲しいなら他を探した方がいい。困らない回線でいいなら、これで十分足りる。
乗り換えても月330円しか変わらない
楽天ひかりのマンションプランが税込4,180円。マネーフォワード光のUSEN版マンション1ギガが3,850円。差は330円。
エアコンの設定温度を1℃変えて浮く額とほぼ同じ。回線を丸ごと乗り換えても、月額だけならその程度にしかならない。
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ここに家計簿アプリ「マネーフォワードME」のプレミアムサービス スタンダードコース、クレジットカード決済で月540円分が無料で付く。合わせて月870円。
| 項目 | 月額 |
|---|---|
| 楽天ひかり マンションプラン | 4,180円 |
| マネーフォワード光 マンション1ギガ | 3,850円 |
| マネーフォワードME プレミアム | 540円が無料 |
| 実際に浮いた額 | 870円 |
※すべて税込。2026年8月時点の各社公式サイトより。
月870円は大事な金額だ。ただ、車や通信費全体と比べたら微々たるもの。年間で何万円も浮くと期待して来たなら、その期待は捨てた方がいい。
安い回線ほど後で手間が増える

ここまで料金の話をしてきたが、俺が変えた理由は料金じゃない。安く見える回線ほど、契約したあとに面倒を押し付けてくる。俺の回線遍歴は、その繰り返しだった。
ネット無料物件は回線を選べない
大学時代、俺はネット無料の賃貸に住んでいた。おそらく回線はJCOMだったんだと思う。とにかく遅くて使い物にならなかった。
「お前んち、Wi-Fiなのに遅いってどういうこと?」
友達からはよくそう言われていた。ネット無料と書いてある物件は、回線を自分で選べない。だいたいJCOMが入っている。ネットを使う前提の生活なら、家賃に含まれる無料回線をあてにせず、自分で選んで契約した方がいい。
GMOは11ヶ月後に宿題が残る
一番タチが悪いのがGMO。これは光回線ではなくモバイル回線なので毛色は違うが、一応載せておく。GMOはキャッシュバック込みで実質3,000円といった破格の値段を出してくる。ただ、そのキャッシュバックが相当エグく仕込まれている。
案内は専用ドメインの宛先に届く。専用ドメインというのは、GMOでしか使わないメールアドレスのことだ。普段のGmailやYahooメール、ドコモメールには一切届かない。そのアドレスを開くには、まず会員サイトにログインしないといけない。
しかもその案内が届くのは、契約してすぐではない。11ヶ月後だ。届いたあとも、山のように積まれた広告メールの中から該当の1通を探し出し、期限内に手続きしないとキャッシュバックは消える。
当たり前だが、企業側はキャッシュバックを払いたくない。だからあの手この手で複雑に設定する。「実質〇〇円」という表記を見たら、その差額は11ヶ月後の自分への宿題だと思っておいた方がいい。
楽天はメールが止まらない
楽天を使っていると、キャンペーンのメールが死ぬほど届く。この経験をしたことはないだろうか。iPhoneのアイコンの上に、赤い丸の通知がずっと付いている人。あれだ。
このメールと引き換えに安くしてくれている、というのは分かっている。企業は他のサービスで元を取っているわけだから、構造としては当然。ただ、まぁこれがめんどくさい。
俺は楽天の奴隷じゃねんだよ。俺が楽天を使うんだよ。(なお、楽天カードヘビーユーザー)
断っておくと、楽天だけが悪者というわけじゃない。同じようなキャンペーンは他の多くの会社もやっている。ただ、俺が一番長く付き合ったのが楽天だっただけだ。
この感覚になった時点で、俺の中では乗り換える理由として十分だった。
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宿題がない回線は放置できる

マネーフォワード光には、現金キャッシュバックも派手な月額割引もない。あるのは工事費と事務手数料が無料なのと、マネーフォワードMEのプレミアムが無料になることだけ。
地味だ。だが、契約したあとに何もしなくていい。11ヶ月後に開くメールもないし、毎月エントリーする必要もない。
3年間でやった手続きは、引っ越しのときの電話1本だけ。マンションから戸建てに移る際、電話を一本かけただけで切り替わった。工事もなく、手数料も取られず、料金だけが変わった。
新しい契約書が届いたので、手続き上は新規契約だったのかもしれない。そこまでは確認していない。ただ、こちらがやったことは電話一本だけだった。
回線選びは1回で終わらせる
コスパはめっちゃ大事。奨学金を返している間はなおさら。なんだけど、そこばっかり追い求めていくと、今度はタイパが疎かになる。1円でも安い回線を探し続け、キャッシュバックの期限をカレンダーに入れ、毎月届くメールを消す。その時間と労力は、浮いた金額に見合っているのか。
このバランスを取らないと、人間いい感じにならない。幸せに生きれない。
固定費削減というのは、毎月がんばることじゃない。一度決めて、二度と考えなくていい状態を作ることだ。回線選びは1回で終わらせる。浮いた月870円は、もちろん返済に充てた。
ここから資料編
契約する前に確認しておく数字をまとめた。読み物としてはここまでで終わりなので、必要な人だけ読めばいい。
マネーフォワード光は3,850円から

マネーフォワード光には「powered by USEN NETWORKS」と「powered by NURO」の2種類がある。名前は同じでも提供会社が違う別サービスだ。
ほとんどの人はUSEN版でいい
NURO版は独自回線で、提供エリアが24都道府県の戸建てのみ。工事も必要になる。つまり、そもそも条件に当てはまる人が少ない。それ以外は自動的にUSEN版になる。
| 住居タイプ | 月額 | 工事費・手数料 |
|---|---|---|
| マンション | 3,850円 | 0円 |
| 戸建て | 4,950円 | 0円 |
※税込。マネーフォワード光 powered by USEN NETWORKS 1ギガプラン。2026年8月時点の公式サイトより。
USEN版はNTT回線を使う光コラボなので全国で契約できる。設備が入っている物件なら工事なしで開通する。俺が使っているのもこれだ。
10ギガプランも両方に用意されているが、家族でパソコンやスマホを同時に使う程度なら1ギガで足りる。うちは4人家族だが、1ギガで困ったことは一度もない。
ちなみにUSEN版とNURO版はプラン変更ができない。あとから移りたければ解約して新規で申し込み直すことになる。最初にUSEN版の1ギガを選んでおけば、そもそも迷う必要がない。
解約金は2年以内だけかかる

契約する前に、やめるときいくらかかるかを見ておく。以下はすべてUSEN版の数字。NURO版は継続契約期間中ずっと解約金がかかり、工事費の残債も乗る。仕組みが別物なので、NURO版を検討している人は公式で条件を読んでほしい。
2年以内なら3,500円から
| 住居タイプ | 解約手数料 | かかる期間 |
|---|---|---|
| マンション | 3,500円 | 24ヶ月以内 |
| 戸建て | 4,500円 | 24ヶ月以内 |
※非課税。USEN版1ギガプランの「にねん割」適用時。2026年8月時点の公式サイトより。
25ヶ月目以降は無料
USEN版は25ヶ月目以降なら解約金は発生しない。契約期間の自動更新もない。ここは良心的だ。
工事費も事務手数料もかからないので、2年使えば費用の面で何も残らない。仮に合わなくても、失うのは月額1ヶ月分にも満たない額だけ。



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